考えたこと
自分が持っている、だれかへの影響力ってこわいなあと思った。意図しなくても、だれかのなにかを、じわりじわりと動かせると思ったら。
裏切られた!と思ったとする。でもそれは過去のことで、いまの私にとってはさほどのショックではないとして。なんだよ、そうだったのかよ、って気持ち。
真実や相手の思うところはどうあれ、
自分のなかで、裏切られたということが事実となってしまったら。裏切られたこと自体に衝撃は少なかったとしてもね。
ふと、関係のない第三者をみて、この人も私を裏切っているかもしれない、と考えてしまった。
それがすごくこわかった。トラウマというには大袈裟だけど、私は一生こんなふうに考えるかもしれないのか、と思ったら、こわかった。
誰が悪いとか、そういうことじゃなくて、相手は私がこんなふうに思うなんて知らないんだろうなってこと。そんなふうに、私もだれかの気持ちにこんな影響を知らないところで与えかねないのか、と。
だれかと関わるっていうのはそういうことで、当たり前のことで、わかってるはずなのに、なんだか恐ろしいことに気がついてしまった気がして、おろおろしているのでした。
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台風が通り過ぎて、すっかり秋?今年は台風も多いし、踏んだり蹴ったりですね…。
はてなダイアリー、広告がでるようになってしまったのねーん!ちょっとショック。
このあいだ、伊勢丹の脇をふらふら歩いていたら、サティのグノシエンヌ(1番)がもわーんと聞こえてきて、夜だったし、雨だったし、怖かった。。。どこから流れてるのかわからなかったんだけど。。。伊勢丹なのかな?でも好きな曲。「熱海の捜査官」を思い出すから、不気味なのかな。。熱海の捜査官、もっかいみたいなー大好き。SPECも面白かったけど、ちょっと私には怖かったのです…。最終回なんてほとんど目をそらしていて、見る動機の半分は占めていたであろう、加瀬亮の顔もまともに拝めなかったよ。映画は、どうしようかしら。
なんかとっちらかってる!
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しかし、思いのほかさらっとしてなかったのでした。。笑
三姉妹が話の中心なんですが(どこまで書けばいいのやら…)私は、次女の治子ちゃんの思考に惹かれる瞬間が多かった。同棲中の彼に浮気を問いただされて、
「あたしたちは約束によってつながってるわけじゃないのよ。あたしは熊ちゃんがでていかないことに賭けるしかないわ」
ここまで言えるの、かっこいいな。いろいろ問題点もありますが、治子ちゃんが一番常識人なんじゃないか、と思います。
今秋、NHKでドラマ化されるそうです(なぜいまなのだろう)
そして、タイトルが、「カレ、夫、男友達」だそう。これは…!ないでしょ!笑
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ひなちゃんの怒っている目が、見覚えがあって、私の過去のなにかと重なって、どきっとした。
そして二階堂君、どうして君はそんなに強いの。。。
rei harakami
あまりに突然すぎる訃報。明日が必ずやってくるとは限らないのだと改めて思ってしまう。高校生の時、音楽の話をできる友達が一人ぐらいしかいなかったんだけど…。その子にrei harakamiのlustを貸してあげて。そしたら話がどこからか伝わったのかその子が部室(彼女はジャズ研だった)で流してたのか、廊下でその子とおしゃべりしてたら、その子の部活仲間がやってきて「君がレイハラカミの子か!終わりの季節ってハラカミさん本人が歌ってるの?岸田(繁)かと思ったよ、良い声だよね!」と話しかけてくれたのがものすごく嬉しかったの覚えてる。男の子だったんだけど、当時男の子と音楽の話なんてしたことなかったからね。
UAの「閃光」もすきだなあ。エレグラで、もうふらふらだった明け方、ハラカミさんの音楽が心地良くて、体育座りしながら浸ったのも懐かしい。
ご冥福をお祈りします。
桃
福島の実家から、支援物資が送られてきた。お米・野菜が中心。野菜がたくさんで、食べきれなそうだったので煮込んでラタトゥイユにする。出回りはじめたばっかりの桃も入ってた。福島の夏といえば桃で、私の大好物で、実家にいたころ夏は桃を食べて生きていたといっても過言ではないのです。
野菜もそうだけど、桃をむきながら、放射性物質のことを心配しないで食べられる日がいつか来るのだろうか…と考える。なんとなく私が生きてる間には無理なような気がする。だって原発すらまだおさまってないし。東京にいたって、近隣の県でばんばんセシウムとか検出されているし、心配せずにはいられない。
話は少し飛びますが、私はどちらかというと子供が苦手で、あんまり積極的に欲しい!と思ったことはなくて、若いうちにしたいこともいっぱいあるし、いつか結婚して、欲しくなったときに…ぐらいにしか考えていません。でもこの先日本で暮らし続けたら、おそらくある程度の放射性物質を体内に蓄積させていくのは避けられなくて、そんなんで産めるのかよ?とこんな私ですら考えるのです。いつか好きな人と家族になって、新しい家族を望んだときに、躊躇してしまうのではないか、と思うのです。
私より「子供が欲しい!」という思いが強い人はたくさんいるだろうし、これから母親(父親だってそうかな)になる可能性がある人にとっては、ずーっと付き合っていかなければならない、切実な問題だなあとあらためて感じます。いまさらながら。
でも私は桃を食べます。っていうかさっき食べました2つほど。だって食べずにはいられないじゃないか。こんなにおいしいのに。おいしすぎて悲しくなっちゃったよ。桃に思い入れが強すぎて、いろんな気持ちになりました。簡単な問題じゃないけど、現実を受け入れて考えなければ。福島の桃は今年もとてもおいしい、悲しいほどに。