淡々としているようで

ニート

ニート

を借りて読んだ。去年だかおととしだか忘れたけど最近芥川賞とった方ですね。作品はこれじゃなくて「沖で待つ」だけれど。この人の本を読んだのは初めてで、評判とか、全く知らずに予備知識無しの状態で読んだけど、好きです。5つの作品が入った短編集なんだけど、表題作の「ニート」が一番好きかな。この人の書く文章は、とってもあっさりしていて、うーんなんかサバサバしてるんだけれど…。あんまり堅苦しくないんですよね。そこが読む人によって好き嫌いわかれるんじゃないかなーって思った。私は好き。「ニート」の主人公の女性のちょっとした言動に共感する。たぶん性格が似てる気がするなあ。あと「へたれ」に書かれている草野心平の詩がいいなあと思った。今度こっちも借りてみよう。あ、一つだけ最後の「愛なんかいらねー」が駄目でした。変態すぎて。なんか最近こーいうの受け付けない。でも他はいいと思うよ!今度は「沖で待つ」も読みたい。