イッツ・オンリー・トーク

イッツ・オンリー・トーク

借りてきてよみました。やっぱり私はこの人の作風が好きです。私は、日常にある虚しさとか空っぽ感とかは、衝撃的なことではなくて、もっと淡々としているものだと思う。この人の作品には、どーしたって虚無感とか、どーしようもない感じがつきまとっているけれど、それをなんというか、当たり前のように描いているのがすごく心地いい。会話がおおくて読みやすいし、堅い文章ではないからすぐ読めちゃうと思います。「第七障害」は穏やかな話で、また魅力発見。