映像と音楽

パトリス・ルコントのドゴラ [DVD]

だれかがなんかで紹介していたのを思い出して、借りてみました。セリフがまったくなくて、ただ音楽とカンボジアの映像が流れてるだけの映画。もともと「ドゴラ」っていうのはこの映画で流れている曲のタイトルらしい。
音楽と映像のみ、ってきいたからてっきり壮大な風景とかなんかを想像してたんですが…割と普通の人々の生活にスポットをあてていました。映像はとても綺麗。貧しい人々を描いて社会に問題をなげかけている…っていうわけでもなく。まあちょっと考えさせられるシーンもありましたが。結構淡々と描いてました。それが良かったかも。おばあさんが、お花のつぼみのようなものを細工？しているシーンがよかった。あと、結構対照的な映像を交互に入れたりして、おもしろいと思いました。
それと、音楽がすばらしい！オーケストラに人の声も加わって、民族音楽ぽい雰囲気もだしつつ、壮大な感じで。この曲を聴いて映画をとりたくなったのがすごくわかる。ひとつ難をいうとすれば、７５分は長かった…ストーリー的なつながりもあんまりないんで、シーンによって引き込まれないと、退屈といえば退屈かも…６０分ぐらいがいいな。