展覧会いろいろ

入手した招待券で美術館にいった。ひとつは国立新美術館アヴァンギャルド・チャイナ展。面白かった。中国の現代美術ということで、全然予備知識なしだったけど面白かった。どんな国でも、こう葛藤というか、反抗というか、全部既成概念壊したるわー!みたいな芸術運動てあるんだな、って思った。ポップアート的なものもあって、意外だったなあー。あと、「I will die」っていう映像作品が面白かった。いろんな国の人たちが、その国の言葉で「I will die」ってカメラに向かって言ってるの。日本だったら「私は死にます。」っていうふうに。それは本当に突然、街頭インタビュー的に撮影された感じで、当然みんな驚いてるっていうか、なんのこと?みたいな感じでとりあえず言ってるの、「私は死にます」って。よくわかんないからなんだろうけど、わりとみんな笑って言ってて、でも発してる言葉とのギャップが面白い。まあ、でも言葉自体はネガティブではないんだよね、そりゃあいつか死ぬのだからさー。あとびっくりしたのが、本物そっくりの老人の等身大人形がざっと20台ぐらい、電動車椅子にのって不規則に動いてる作品。一瞬本物かと思って後ずさりしました(笑)ちょう怖かったよ!!!それぞれぶつかったりしながら…

もうひとつは森美術館のアネット・メサジェ展。こちらはフランスの女性現代美術作家。授業でも課題になってたてのもあるんだけど、個人的にもすごい気になってたので行ってきました。いやー良かったです。ぬいぐるみとか、布を使った造形作品が多いんだけど、動いてるのもあったりして、すごい面白かった。色づかいがすごく綺麗でかわいいんだけど、ちょっと不気味で毒がある。ヴェネツィアビエンナーレで賞をとった作品の一部も展示されてたんだけど、良かったなあ。作家自身の意図とは外れてしまうのかもしれないけど、ぼーっと見つめてるとものすごく悲しい感じがした。なんでなのかは、よくわかんないけど。うん、すごく好きでした。

もうすぐ終わっちゃうけど、ミレイ展も行きたい…なんとかして。あと琳派のやつも。ピカソもとりあえず行っときたい。まだ会期あるわーなんてと思ってると、すぐ終わっちゃうのよねー…