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ぺるそな

ぺるそな

長い間、浅草で撮られたポートレイト集。被写体は個性的な人が多いんだけど、決して奇をてらった撮り方はしていなくて、みんなだいたいカメラ目線で、ちょっと緊張して立ってる(構図もほぼ同じ)。撮影者と被写体の距離感が滲み出るような写真。その、距離感のとり方、みたいなものがそれぞれの個性だったりして。

モノクロなんだけれど、露出低くしてるのかなあ、ちょっと色が濃くって、肌も少し黒く写ってるんだけど、日本人のエキゾチックさみたいなものを感じた。言い方おかしいかもしれないけど、「えぐい」かんじ。それが最高にかっこいいんだよね。

谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」に、「日本人の肌は白くても、西洋人のそれとは違って翳りがある」というようなことが書かれてるんだけど、すごくしっくりきた。その翳りが、なんとも言えず惹かれるんだけど。