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写真美術館 字のはなし

恵比寿の写真美術館がついに再開した。ながーく改装工事をしていたのです。待ちに待った復活。

リニューアル第一弾の杉本博司「ロスト・ヒューマン」展を観てきました。とにかく会場の作り込みがすごい。ていうか写真展ではもはやない。いちいち、これは杉本博司にしかできないよなあっていうものばかり。

〈今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない〉は、杉本博司が様々な架空の人物(たとえば、理想主義者、養蜂家、隕石蒐集家など…)になりきって書いた、世界の終わりに関するテキストを、様々な著名人(渋谷慶一郎、宮島達男、朝吹真理子とかとか)が代筆したもので構成されているのですが、この肉筆がとても面白かった。字っていうのは本当にパワーがあって、性格とか、その時の気力とか、いろんなものが表現されている。人の直筆をみる機会が減った今だからこそ、その念みたいなものにはっとさせられることが多い。

字に関しては私も不思議な事があって、私の書く字は父の字に似ています。これは、10代の終わりに気づいたことなんだけど、私は育っていく間で、父の字を目にする機会はほとんどなかったと思う。圧倒的に母の字をみることのほうが多かったはず。(これは母親が書道を嗜んでいたことも理由にあげられるけど)字なんて、後天的な要素だと思っていたんだけど、父の字を見たときに、圧倒的に血、遺伝を感じざるを得ず、ぞわーーーーっとしたのでした。調べてみたら、人それぞれっぽいですけどね。