考えたこと

自分が持っている、だれかへの影響力ってこわいなあと思った。意図しなくても、だれかのなにかを、じわりじわりと動かせると思ったら。

裏切られた!と思ったとする。でもそれは過去のことで、いまの私にとってはさほどのショックではないとして。なんだよ、そうだったのかよ、って気持ち。

真実や相手の思うところはどうあれ、
自分のなかで、裏切られたということが事実となってしまったら。裏切られたこと自体に衝撃は少なかったとしてもね。

ふと、関係のない第三者をみて、この人も私を裏切っているかもしれない、と考えてしまった。

それがすごくこわかった。トラウマというには大袈裟だけど、私は一生こんなふうに考えるかもしれないのか、と思ったら、こわかった。
誰が悪いとか、そういうことじゃなくて、相手は私がこんなふうに思うなんて知らないんだろうなってこと。そんなふうに、私もだれかの気持ちにこんな影響を知らないところで与えかねないのか、と。

だれかと関わるっていうのはそういうことで、当たり前のことで、わかってるはずなのに、なんだか恐ろしいことに気がついてしまった気がして、おろおろしているのでした。