風邪をひいた。そしてこじらせている。

おとぎ話(ということにする)そのいち。
私は彼に呪われている。大学生活の半分くらいをついやした、叶わなかった思いがあって、叶わないなら叶わないでこっぴどく打ちのめされたかったのだけど、優しくされるもんだから、これからも仲良くしようねなんて言っちゃったもんだから、そして実際お友達として仲良くしちゃったもんだから。そのあと、フランス人(仮)を経て、心の優しい人と一緒にいる私は、その人が一番だいじだと知りながら、叶わなかった彼に心をひっかきまわされている。彼は穏やかで、空気が読めない、気遣いがない、悪気がない。悪気がない人は嫌だ、責められないから。そんな彼には最近彼女ができていて、その事実を知らないまま私は、なぜか彼・彼女・私の3人で飲んでいた(なにこれ)。途中会話の内容から察知してしまった私は「え、そこ付き合ってるのー?」とか笑顔で聴くこともできず「もう知ってる体でいいや」と方向転換。先に言えよ!私が逆に空気読めてない人みたいじゃないか。惨め。帰りたいことこの上なし。彼女さん良い人だしかわいいし、それでいて全然気取ってないし。ちっ、どうせなら性格悪い人であれ。と思ってしまう自分が性格悪い。
「気取ってない人」は苦手だ。とくに女性。化粧っ気なくて、でも肌綺麗で、ふつうに可愛い人。着てる服もゆったりしてて女をだしてなくて、ぺたんこ靴で。ふわふわしてそうなのに、そういう人に限って芯が強くて。サバサバしてて。完全なる僻みだけど。気取ってない人コンプレックス。そういう人は、何を頼りに生きているんだろう?とか短絡的なね。人それぞれ悩みがあるのは重々承知しているのだけど。
彼女さんに関してはほんとうにとばっちりで(ごめんなさい)あれだけど、いつまで彼に振り回されてるんだろう。これは呪いだ、呪いだ!いまそばにいてくれる人を大切にしなければと思いながら。私は耳をふさぎます。